お世話になっております。月曜日のトラの岩永です。

11月も下旬に入り、いよいよ冬の足音が聞こえてくる季節になりました。そろそろ年末の準備が頭をよぎる時期ですね。

弊社では、年末の大掃除の話題より「Suicaのペンギン引退」の話題でひと盛り上がりしております。このニュースに関しては、読者の皆さまも思うところがあったのではないでしょうか。

さて、今回の月曜日のトラのメルマガでは、Web制作からマーケティングの道へ踏み出した、マーケティング未経験者の視点でGA4の本質についてお届けします。

制作出身だからこそ気づけた「設計」の重要性。GA4を導入しても改善に繋がらない理由、そしてデータドリブンな思考とは何か。

業界経験が浅いからこそ見えた、本当に必要な3つのポイントをご紹介します。

GA4導入に取り組んでいる方も、これからという方も、ぜひご参考ください。

📌 目次

Web制作者が月曜日のトラで学んだGA4設計の本質

はじめまして。
マーケティング未経験で月曜日のトラに入社した、マーケティングエンジニアの伊藤です。
月曜日のトラでは、CROやデータ基盤構築のサポートをしていますが、以前はWeb制作者として働いていました。

私が制作からマーケティング領域へ踏み出した理由は、成果（制作）の先まで関わりたいからです。

Web制作は非常に楽しく、時間を忘れて没頭できる仕事だと感じています。 ですが、実際にエンドユーザーがどのように使っているか、反応を感じられない点に物足りなさを感じていました。

私に営業職経験があることも、満たされない気持ちとなった要因のひとつかもしれません。

そこで、改善につながるデータと本気で向き合う月曜日のトラへ入社。

そんな私が入社後真っ先に直面したのは、設計されていないGA4は役に立たないという厳しい現実でした。

CVしか計測されていない環境では、離脱箇所もユーザーが迷うポイントも分からず、どれだけ経験があっても改善の根拠を提示できません。

反対に細かなイベント設計を行い、必要なデータを揃えられれば、経験が浅くとも改善の必要性や変更箇所を構造的に説明できます。また、根拠を持って提案できるので、説得力のある提案も可能です。

さらに驚いたのは、他のマーケ会社から「自社だけでは対応しきれない」と相談が届くこと。

GA4導入支援と一口に言っても、設計レベルの差として専門性が現れるのだと知りました。

たとえば今、私がサポートに入っている業務では、オンラインとオフラインの垣根を超えたユーザー行動を、一連の流れとして捉えるためのデータ基盤構築を行なっています。

制作出身の私にとって、想像さえしたことのない未知の世界です。

そんな制作出身の私が、月曜日のトラ入社後に学んだことの一部を紹介します。

① GA4の本質は、設置することではなく、何を取るか決めること

改善データを揃えるのに、タグの設置だけでは足りません。 適切なイベント設計こそが、GA4導入の肝です。

② ユーザー行動は、点ではなく線で捉える

GA4やClarity、オフライン接点など、さまざまな場所から集めた複数の点を繋ぎ、線で捉える必要があります。 点が示すUIや導線構造を直感的に読み取りやすいのが、制作出身者の強みかも。

③ ABテストは「数字の大きい方が勝ち」ではない

低CV領域では統計検定の有意差が出にくく、ベイズ推計やKPI変化の傾向などで判断することも。 ミスリードは成果から遠ざかる要因なので注意。

このメールマガジンをお読みの方には、私と同じくWeb制作に携わっている方もいらっしゃることかと思います。
このお話が誰かのお役に立つようであれば嬉しいです。

執筆／伊藤 宏恵

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【開催概要】
開催日：2025 年 11 月 27 日 (木) 13:00 - 14:00
会場：オンライン、ZOOMウェビナー
対象者：マーケティング担当者、広告運用者、ECサイト担当、AIを活用したい方
参加費：無料
講師（登壇者）：梶井　祥 (株式会社月曜日のトラ)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

未経験からマーケティングの世界へ踏み出して気づいた、GA4設計の本当の価値。ユーザー行動を点ではなく線で捉え、根拠を持った改善提案ができる環境づくり。これが、データドリブン組織への第一歩です。ぜひ参考にしてみてください。

ところで、日が沈む時間が早くなり太陽光を浴びる時間が減ると、集中力が下がる気がしています。岩永は最近、集中力維持のために、島の開拓をするゲームの音楽をBGMにしています。なかなか良い感じです。

皆さんも今回のメルマガのご感想やご意見を #月トラメルマガ のハッシュタグをつけてXにてポストしてみてくださいね🐯