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CMPの導入費用はいくら?ツール料金・初期費用・運用費用を解説

西 正広 執筆/西 正広
Deep Dive #CMP

「CMPの見積もりを取ったのですが、出てくるのはツールの月額ばかりです。総額はいくらになるのでしょうか。稟議書類はどう組み立てればいいですか」

CMP(Cookie同意管理ツール)の導入費用は、ツールの月額費用だけでは判断できません。稟議では、ツール利用料に調査・実装・検証費用を加え、導入後の運用・サポート費用も見込みます。初年度と翌年度以降に分けると、予算を整理しやすくなります。

この記事では3社の料金体系を比べ、運用担当者の言語やサポート体制を含めた選び方と、導入・運用費用の考え方を解説します。

※法令の解釈は扱いません。GDPR(EU一般データ保護規則)や電気通信事業法が自社にどう当てはまるかは、法務部門や顧問弁護士に確認してください。判断の材料は総務省の外部送信規律のページにあります。

※料金は2026年9月11日時点の各社公式ページをもとに、税抜で記載しています。稟議に使う際は、最新の料金を確認してください。

CMPの稟議は初年度と翌年度以降に分けて組み立てる

CMPの稟議では、ツールの月額だけでなく、導入に必要な作業と導入後の運用まで含めて総額を出します。

区分 稟議に含める費用
初年度 ツール利用料、調査・計測設計、実装、検証
運用マニュアル作成、運用・サポート
翌年度以降 ツール利用料・更新料、定期確認
タグや外部サービスの変更対応、運用・サポート

初年度はツール利用料に調査・実装・検証費用を加え、翌年度以降は利用料と必要な運用・サポート費用を見込みます。導入支援に含まれる作業は重複して計上せず、別料金になる作業と未確定の金額を明記してください。

未確定の項目は、「確定額」「概算」「個別見積もり」「条件により変動」を分けて記載します。ツール利用料だけを確定額として出し、実装や検証を後から追加すると、稟議額と実際の支出がずれるためです。

見積もりを取る前に対象範囲を整理する

対象範囲と要件を整理しておくと、見積もりを比べやすくなり、調査や実装の手戻りも減らせます。

自社の利用状況と対応範囲を整理する

GA4などで直近3カ月のユーザー数を確認し、概算の材料にします。webtruの目安には日別の「総ユーザー数」の合計を使いますが、実際の課金対象とは一致しない場合があります。各社で必要な集計方法や期間が異なるため、見積もり時に提供元へ確認してください。

あわせて、次の4つを用意します。

  1. 現在動いているタグの一覧と、それぞれの送信先
  2. 対象にするドメイン・地域・言語の範囲
  3. 継続して把握したい指標(GA4や広告のコンバージョンなど)と、同意がない場合の計測方針
  4. 社内の決裁経路と、法務・情報システム部門の確認担当者

1と2は作業範囲、3は計測要件、4は承認の進め方を決める材料になります。

タグの一覧は、まずGTM(Googleタグマネージャー)の設定を確認すると把握できます。ただし、HTMLに直接記述されたタグや、Webフォント、翻訳ツール、Googleマップ、サイト内検索などの外部サービスは、GTMだけでは見つからない場合があります。

一覧がまとまっていなければ、制作会社にはHTMLに直接記述したタグやサイトに組み込んだ機能を、広告代理店には広告計測に使っているタグと用途を確認してもらいます。たとえば「CMPの見積もりに使うため、現在使っているタグ・外部サービスと用途の一覧をください」と依頼できます。全体像が分からない場合は、把握している範囲を導入支援会社に伝え、調査から相談してください。

同意がない場合の扱いは法務部門に確認し、残したい指標とあわせて導入支援会社に伝えます。計測できる範囲と設定方法は、支援会社から説明してもらいます。

対象ドメインにはサブドメイン・サブディレクトリも含めます。タグの調査では、古いCMPのコードが残っていないかも確認します。新旧のCMPが異なる同意状態を送ると、制御が食い違うためです。

見積書では検証範囲と納品資料を比べる

CMP導入支援には、バナーやCookieの制御までを扱うものと、GA4・広告計測への影響まで確認するものがあります。金額に加え、検証範囲と納品資料を比べてください。

計測への影響を見るには、GTMの設定を読み、同意・拒否それぞれでタグが正しく動くかを判断する知識が必要です。タグごとの設定方針と検証結果を残せば、公開後の数字の変化も調べやすくなります。

依頼前に、次の3点を確認してください。

  • 拒否したユーザーの計測をどう扱うか。Google同意モードで計測できる範囲も説明してもらえるか。
  • GTM内・HTML直書きのタグと外部サービスを調査し、一覧にしてもらえるか。
  • 同意モードの動作と、地域別のバナー・タグの動作を検証するか。

見積もりには、調査するタグ・機能、検証する地域・ブラウザー、納品する資料を記載してもらいます。検証結果には「想定した動作」「実際の動作」「問題があった場合の対応」が残るかを確認してください。

CMPツール各社で課金の単位が違う

CMPツールの課金単位について紹介します。
ここで取り上げるのは、webtru(DataSign社)、STRIGHT(IIJ社)、OneTrust(IIJ社経由)です。

ユーザーが同意・拒否した結果に合わせて、GA4や広告の計測方法、タグの動作を調整できる3つを選びました。具体的には、Google同意モード・GTM同意モードに対応した実装ができることを条件にしています。

選定時には、自社の計測ツールでもこの連携に対応できるかを導入支援会社に確認してください。

同意モードとの連携は、webtruのGTM連携ガイドSTRIGHTの同意モード実装ガイドOneTrustの同意モード連携ガイドで案内されています。

webtruは月の呼出回数、STRIGHTはドメイン単位と日平均訪問者数、OneTrustは日平均訪問者数で課金する比較図。

図1:3社では課金対象と利用枠が異なるため、自社の条件を揃えて見積もります。

webtruは月あたりの呼出回数で課金する

webtruはネイキッドドメイン*1単位の契約で、呼出回数の枠や機能が異なる3つのプランがあります(webtruの料金)。

*1 ネイキッドドメイン:wwwなどのサブドメインを付けないドメイン名。たとえばwww.example.comに対するexample.comを指します。

プラン 月額 呼出回数の枠
フリー 0円 月1,000回
ベーシック 6,000円 月10,000回
プラス 12,000円 月100,000回

GTM連携機能を利用できるのは、ベーシックとプラスです。初期費用は無料で、有料プランも導入月の月末までは無料です。各プランの上限を超えると従量課金が発生しますが、単価は公式ページに掲載されていません。

呼出回数は、同意バナーが表示された訪問者を日ごとに集計します。概算には日別ユニークユーザー数の合計を使えますが、アクセス解析の数値と実際の課金対象は必ずしも一致しません。

STRIGHTはドメイン単位で、平均訪問者数50万人/日まで固定料金

STRIGHTの同意管理ツール「STRIGHT ONE」はドメイン単位の契約です。1日あたりの平均訪問者数50万人まで、1ライセンス年額117,600円で利用できます(STRIGHT料金案内)。

項目 料金・条件
年額(1ライセンス・税抜) 117,600円
月額換算 9,800円
固定料金の対象 1日あたりのWebサイト平均訪問者数50万人まで
50万人を超える場合 訪問者数に応じた段階課金
具体的な金額は要問い合わせ
契約期間 1年間

50万人を超える場合の料金は、STRIGHT公式の料金ページでも非公開です。個別に見積もりを取ります。

同一ドメイン配下で1つのバナースクリプトを使うなら、サブドメインやサブディレクトリの数にかかわらず1ライセンスです。別々のスクリプトを使って公開する場合は、公開数に応じたライセンスが必要です。

OneTrustは金額を公開していない

IIJ社が提供するOneTrustは、管理対象サイトの1日あたりの平均ユニーク訪問者数(DAV)に応じた段階課金です。最大で直近365日間の平均を基準とし、1年契約・年額払いです。金額は個別の問い合わせが必要です(OneTrustクッキー同意管理バナー)。

サポート料金は公開されているため、後ほど紹介します。

CMPの総額を順番に試算する

CMPの費用は、ツール利用料だけでなく、導入から運用まで順番に積み上げて試算します。まずは次の5つに分けて、金額と条件を確認してください。

順番 試算する費用 主に見るポイント
1 ツール利用料 基本料金、課金単位、利用枠、超過料金
2 契約・ライセンス費 契約期間、対象ドメイン数
必要なライセンス数、更新条件
3 初期費用 タグ・外部サービスの調査
計測設計、実装、マニュアル作成
4 検証費用 対象地域、ブラウザー
同意・拒否時のタグと計測の動作
5 運用・サポート費 タグや設定の変更、定期確認
問い合わせ対応、運用担当者と言語

1〜4を中心に初年度の費用を算出し、5にツールの更新料を加えて翌年度以降の費用を見積もります。

ここでは、金額が公表されているwebtruとSTRIGHTの利用料を試算したうえで、初期費用、検証費用、運用・サポート費用の順に確認します。

基本利用料と超過料金を分けて比較する

公開されている有料プランの基本利用料を、12カ月分に揃えると次のようになります。webtruの無料期間や超過料金は含めていません。

fig02_cmp-annual-base-fees

図2:公開されている基本利用料の12カ月分です。税抜で、webtruの無料期間と超過料金は含みません。利用枠が異なるため、同じサイトの見積金額を比べたものではありません。

基本利用料だけなら、webtruベーシック、STRIGHT、webtruプラスの順です。ただし、課金対象の数え方と利用枠が異なるため、この金額だけで自社にとって安いツールは決められません。

ツール・プラン 基本利用料の年額 含まれる利用枠
webtru ベーシック 72,000円
(月額6,000円×12カ月)
呼出回数
月10,000回
STRIGHT ONE 117,600円
(1ライセンス)
平均訪問者数
50万人/日まで
webtru プラス 144,000円
(月額12,000円×12カ月)
呼出回数
月100,000回

webtruは各プランの利用枠を超えると従量課金が加わります。超過分の単価は非公開のため、想定する呼出回数を伝えて見積もりを取ってください。STRIGHTも平均訪問者数50万人/日を超える場合は、個別見積もりが必要です。

webtruの呼出回数は、同意済みの再訪問者にバナーを表示しない運用なら、新規ユーザー数に近いイメージです。ただし、再訪時にバナーが再表示される場合もあり、GA4の「新規ユーザー数」とは一致しません。試算には、公式が目安として案内する日別の「総ユーザー数」の合計を使い、バナーの表示条件も伝えて見積もりを取ります。

契約期間とライセンス数も予算に含める

STRIGHTは1年契約です(STRIGHT公式の料金ページ)。IIJが提供するOneTrustも1年契約・年額払いです(OneTrustクッキー同意管理バナー)。更新や途中解約の条件は、契約前に確認します。

途中でツールを替えると、残りの利用料と新しい実装費用が重なる場合があります。年に数万円安いツールを選んでも、実装のやり直しでそれ以上にかかることがあるため、計測要件を満たせるかも含めて比較します。

webtruとSTRIGHTは、ドメインが増えると契約も増えます。コーポレートサイトとサービスサイトが別ドメインなら、それぞれの費用を見込みます。同一ドメインでも、webtruは設定を分ける場合、STRIGHTは別のバナースクリプトを公開する場合に追加の契約が必要です。多言語サイトは、設定を共通にする範囲も伝えて契約数を確認します。

訪問者数による料金は、平均の集計期間や複数ドメインの扱い、料金変更のタイミングも見積もり時に確認してください。

ツール利用料とは別に初期費用を見込む

ツール利用料とは別に、サイトに合わせた設定・検証・運用の費用を見込みます。提供元のサポートと導入支援会社への依頼を、必要な作業に応じて選びます。両方に依頼する場合は、作業が重複しないよう範囲を確認してください。

地域・ブラウザー別の検証費用も含める

地域ごとにバナーやタグの動作を変える場合は、対象地域からの動作確認も必要です。見積もりでは、どの地域・ブラウザーを検証するかまで確認してください。

日本からの確認だけでは、欧州向けの設定が正しいかは分かりません。対象地域からアクセスし、文言・選択肢・タグの動作を確かめます。

実務では「欧州・米国・その他の国」の3区分、または日本を分けた4区分で設定するケースが多くあります。区分ごとに、バナーとトラッキングが設計どおりに動くかを確認します。

月曜日のトラではVPNで欧州や米国からのアクセスを再現し、同意・拒否それぞれのタグと同意モードの動作を確認します。

多くのCMPはIPアドレスで地域を判定するため、ブラウザーの言語を変えるだけでは検証できません。

検証には、NordVPNを利用しています。

検証範囲をチェック表で確認する

地域・同意の状態・ページ遷移を組み合わせ、ブラウザーごとにバナー・タグ・同意モードの想定した動作と実際の動作を照合する図。

図3:地域、同意の状態、ページ遷移を組み合わせ、ブラウザーごとにバナー、タグ、同意モードの動作を照合します。

「検証」に含まれる範囲は、支援会社によって異なります。バナーの表示に加え、同意・拒否した後のタグの動作まで確認するかを比べます。

月曜日のトラでは、地域・ページ遷移・ブラウザーごとの期待値と実際の動作を、チェック表で照合しています。

月曜日のトラで使っている地域・ページ遷移・ブラウザーごとに、期待する動作と実際の動作を照合するチェック表。

図4:月曜日のトラで使っている地域・ページ遷移・ブラウザーごとに、期待する動作と実際の動作を照合するチェック表。

チェック項目を整理すると、次のようになります。

確認する軸 チェック内容
地域 日本・米国・欧州・その他の国からのアクセスで
設定した地域区分が適用されるか
ページ遷移 1ページ目から2・3ページ目へ移ったときも
同意状態と制御が引き継がれるか
バナー 表示の有無と言語が
地域・ページごとの期待値と一致するか
トラッキング 同意した場合・拒否した場合に
計測の有無が期待値と一致するか
ブラウザー Chrome、Chromeのスマートフォン表示
Firefox、Safari(Mac)、Edgeで同じ項目を確認
記録 対象ページと確認日を残し
ブラウザーごとに結果を記入

期待値はサイトの設計ごとに決めます。この表は確認項目の例であり、検証結果を示すものではありません。

導入後の運用・サポート費用も見込む

CMPは導入して終わりではありません。新しいタグや外部サービスを追加したときは、その都度、同意区分と動作を確認します。プライバシーポリシーや社内方針を改定したときも、バナーの文言や設定の見直しが必要です。

運用作業 確認するタイミング
タグ・外部サービスの追加や変更 発生の都度
バナー文言・同意区分の見直し ポリシーや社内方針の改定時
同意率と計測値の確認 月次または四半期

社内で対応する場合は担当者の工数、支援会社に依頼する場合は保守費用や都度の作業費を見込みます。見積もりでは、定期確認に含まれる範囲と、追加料金になる作業を分けてください。

OneTrustには時間制のスポットサポートがある

IIJ社が提供するOneTrustでは、日本語導入マニュアルと運用ガイドがライセンスに含まれます。追加の支援には、時間制のスポットサポートや、個別見積もりの導入サポートがあります(OneTrustクッキー同意管理バナー)。

サポート 料金
スポットサポート(6時間以下) 10,000円/15分
スポットサポート(6時間超〜10時間以下) 240,000円/月
スポットサポート(10時間超) 25,000円/60分
実装レクチャー 都度見積り
導入サポート 都度見積り

単位を1時間あたりに読み替えると、6時間以下は40,000円相当、6時間超〜10時間以下は月額240,000円の定額、10時間超は25,000円です。10時間を超える場合の総額の計算方法や、時間の集計・端数処理は、依頼前にIIJ社へ確認してください。

時間制のサポートは、質問を事前にまとめておくと、相談時間と費用を抑えられます。

金額に加えて、誰が何語で運用するかで選ぶ

CMPは導入後も、各国のWeb担当者が設定を変更することがあります。グローバルサイトでは、管理画面を英語などに切り替えられるか、担当者が読める言語のヘルプが充実しているかも選定軸になります。バナーの多言語対応だけでなく、運用する側の言語対応も確認してください。

こうしたグローバル運用では、OneTrustを選ぶ企業を多く見ます。海外の担当者が自分で管理画面を操作し、ヘルプを参照できることが、選ぶ理由の一つです。

ただし、STRIGHTも英語の管理画面に対応しています。管理画面だけでなく、担当者が使う言語のヘルプやサポートまで含めて比較してください。

一方、webtruやSTRIGHTなどの国産CMPには、日本語でサポートを受けやすい利点があります。日本の担当者だけで運用するなら、国産CMPをおすすめします。海外向けのサイトでも、運用を日本に集約するなら同じ考え方です。

利用料とあわせて、日々の設定変更や問い合わせを誰が担うかまで決めると、自社に合うツールを選びやすくなります。

CMPの稟議ではツール利用料以外の費用も見込む

CMPの導入にかかる総額は、ツール利用料だけでは決まりません。初年度は、ツール利用料にタグや外部サービスの調査、計測設計、実装、地域・ブラウザー別の検証、マニュアル作成などの費用を加えます。翌年度以降は、ライセンスの更新料に加え、タグの追加や設定変更、定期確認、問い合わせ対応などの運用・サポート費用を見込みます。

見積もりを依頼する前に、対象ドメイン、利用者数、地域・言語、現在使っているタグ、残したい計測指標を整理してください。CMPによって課金単位や契約期間が異なるため、公開されている月額や年額だけではなく、自社の条件をそろえたうえで総額を比較することが重要です。

稟議書には、初年度と翌年度以降の費用を分け、確定額・概算・個別見積もり・条件によって変わる金額を明記します。あわせて、導入支援の作業範囲、検証対象、納品資料、導入後の担当者とサポート体制まで確認しておくと、想定外の追加費用や運用上の手戻りを防ぎやすくなります。

CMPの導入支援会社はタグの知識と検証方法で選ぶ

CMPの導入支援会社を選ぶときは、CMPの管理画面を設定できるかだけでなく、タグやアクセス解析の知識、不具合が起きたときの対応力、検証方法まで確認してください。

特に確認したいのは、次の3点です。

GTM・GA4・広告タグに詳しいか

CMPを導入すると、同意・拒否の状態によってGA4や広告タグの動作が変わります。GTMの設定やGoogle同意モード、各媒体の計測仕様を理解していなければ、バナーは表示できても、必要な計測まで止めたり、拒否後もタグを動かしたりするおそれがあります。

見積もり時には、GTM内のタグだけでなく、HTMLに直接記述されたタグや外部サービスも調査対象になるかを確認してください。

不具合の原因を切り分けられるか

CMPの導入後には、バナーが表示されない、同意状態がページ遷移後に引き継がれない、GA4や広告の数値が大きく減るといった問題が起こることがあります。

こうした問題が発生したときに、CMP本体の設定、GTM、各タグ、サイト側の実装のどこに原因があるかを切り分け、修正方法を提示できる会社を選びます。過去に対応した不具合の例や、問題発生時の調査範囲も確認しておくと安心です。

海外を含む動作検証の方法を説明できるか

地域によってバナーやタグの動作を変える場合は、対象地域からアクセスした状態での検証が必要です。「動作確認を行う」という説明だけでなく、どの地域・ブラウザー・同意状態を、どのような方法で確認するのかを聞いてください。

特に、欧州や米国からのアクセスをどのように再現し、地域判定とタグの動作を担保するのかを具体的に説明できるかが選定のポイントです。検証結果として、期待する動作、実際の動作、問題があった場合の対応が残るかも確認します。

CMPの導入費用は月曜日のトラにご相談いただけます

月曜日のトラは、タグとアクセス解析の知識、不具合の切り分け、海外を含む動作検証の3点を一貫して支援できます。

実装後は、VPNを利用して欧州や米国からのアクセスを再現し、地域・ブラウザー・同意状態・ページ遷移を組み合わせて動作を検証します。問題が見つかった場合は、CMP、GTM、タグ、サイト側の実装を切り分けて原因を調べます。

検証結果と運用手順を残すため、導入後にタグを追加・変更するときも、必要な設定と確認方法を引き継ぎやすくなります。

見積もりに漏れがないか分からない、複数社の金額を比べられない。そんな段階からご相談いただけます。予算の項目整理には、30分の無料壁打ちもご利用ください。

すでにCMPを導入していてGA4の数字が減った方は、計測欠損の原因と対処法もご覧ください。設定の不備、同意による制限、実際のアクセス減少の見分け方を解説しています。

月曜日のトラが支援する5つの工程

月曜日のトラでは、次の5工程を導入支援として承っています。

  1. 調査。サイト内のタグと外部サービス*2を洗い出します。GTM(Googleタグマネージャー)内とHTMLに直接書かれたタグを可能な限り確認し、CMPの検知機能も使って対応範囲を把握します。
  2. 計測保全計画。Google同意モードとGTM同意モードを使い、同意・拒否の状態ごとに各タグをどう動かすかを設計します。この設計が、GA4や広告計測への影響を左右します。
  3. 実装。計画に沿って、CMPの管理画面とGTMを設定します。
  4. 検証。同意・拒否それぞれの状態で、バナー、タグ、Google同意モード、GTM同意モードが計画どおりに動くかを確認します。
  5. 運用マニュアルの作成。タグを追加・変更する際の手順をまとめます。クライアント企業、制作会社、広告代理店などでGTMを共同管理する場合は、関係者向けの説明会も行うことがあります。

*2 外部サービス:Webフォント、翻訳ツール、Googleマップ、サイト内検索、株価表示ツールなど、外部の事業者が提供し、サイトに組み込んで使う機能を指します。

費用はタグの本数で変わり、おおよそ30万円から

月曜日のトラの導入支援費用はおおよそ30万円からです。タグの本数と管理状態で必要な作業が変わるため、ページ数だけでは見積もれません。制作会社の交代やサイト改修を重ね、用途や導入経緯が分からなくなっていると、調査にも時間がかかります。

導入前にタグの整理が必要な場合は、別費用になります。AIで調査を効率化していますが、本数が多いサイトでは整理にも時間がかかります。

Webフォントや翻訳ツールなどもCMPの影響を受けます。計測用のタグ一覧から漏れがちなため、制作会社にも確認して調査に含めます。

関係者の役割と公開手順も整える

制作会社は広告タグの用途を、広告代理店は翻訳ツールなどの外部サービスを把握していないことがあります。事業会社にも、全体を把握する担当者がいるとは限りません。

月曜日のトラでは、サイト全体を確認し、各社の対応範囲を整理します。法律の相談は受けませんが、法務部門などで確認した要件をシステムの設定に反映するところまで支援します。

運用時には、新しいタグの同意設定にも注意が必要です。設定漏れを防ぐため、関係者の権限を編集・承認までとし、月曜日のトラが確認して公開するケースもあります。

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