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#029 GA4×BigQueryで始める顧客データ基盤 —費用対効果を高める最小構成とは

執筆/月曜日のトラ

お世話になっております。月曜日のトラの岩永です。

3月に入り、春らしい温かさと花粉が日増しに感じられるようになりました。桜のつぼみも膨らみ始め、いよいよ春本番という季節ですね。

先週はenvファイル問題で賑わいましたね。弊社では、データエンジニアの「そもそもですね」から始まる解説により、盛り上がりは一瞬で終了。餅は餅屋ですね…。

さて、去る2月26日、弊社主催で「GA4とBigQueryで小さくはじめる顧客データ基盤入門」セミナーを開催いたしました。

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本メルマガでは、その内容をダイジェストでお届けします。

CDPの導入を検討している方にも、データ基盤構築に悩んでいる方にも、「何を実現したいか」を起点にした現実的なアプローチが見えてくるセミナーになったと自負しております。

ぜひご参考ください。

📌 目次

  • ・2月セミナーハイライト
  • ・おすすめ書籍 & コンテンツ
  • ・3月開催予定:セミナーのお知らせ

2月セミナーハイライト
GA4とBigQueryで小さくはじめる顧客データ基盤入門

ここからは、「GA4とBigQueryで小さくはじめる顧客データ基盤入門」セミナーのダイジェストです。

登壇者は弊社代表の西、データエンジニアの大竹でございました。

CDPとは何か、まず整理する

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セミナー冒頭では、CDP(Customer Data Platform)の本質的な定義をお話しました。CDPとは「顧客データを収集・蓄積・統合・活用するためのしくみ」です。

属性データ・行動データ・取引データ・参照データの4種を掛け合わせてセグメントを切り、メール・広告・サイト内接客などの施策に繋げる一連のプロセスを指します。

従来の顧客データベースとの最大の違いは、Cookieや匿名IDを用いて「まだリードになっていない訪問者」の段階からユーザーを識別・追跡できる点にあります。

Cookie規制の進展とともに、サードパーティデータへの依存から脱却し、自社で同意を取得したファーストパーティデータを核とする顧客データ基盤への投資が世界的に加速している。その背景を、丁寧に解説しました。

GA4+BigQueryという現実解

セミナーでは、核心として「GA4単体ではCDPにはなり得ないが、BigQuery Exportと組み合わせることで、データ収集から蓄積・集計・機械学習・広告連携まで実現できる」という視点を紹介しました。

専業CDPツールは年間数百万〜数千万円規模のランニングコストになることも多いものですが、GA4とBigQuery、ETLツールを組み合わせれば、より低コストで柔軟な顧客データ基盤を構築できるのです。

また、データエンジニアの大竹からは、実際のデータ基盤の構成例としてGA4・SFAツール・MAツールを起点に、BigQueryへデータを流し込み、dbtでデータモデルを整形、Looker Studioでダッシュボード化するという一連のフローを紹介しました。

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さらに、分析の実例として、Looker studioの画面を用いながら、どのように「分析するのか」「MAとCDPで役割分担を行うのか」についてご説明しました。

分析と施策を切り分けることでよりスピード感を持ったサイクルを回すことができます。

AI時代に求められるデータ管理

BigQueryのConversational Analytics機能やTableau NextのAI機能など、会話形式でデータ分析を行えるツールが続々と登場しています。

しかし、現場では依然として属人化の問題が横たわっています。たとえば「テーブルやカラムの定義が不明確」「担当者が退職したら誰もシステムを把握できない」といったものです。

AI活用の前提条件として、データの意味や定義をメタデータとして体系的に管理する仕組みであるSemantic Layerを整備し、AIが安全にデータへアクセスできる環境を作ることがあると強調しました。

「CDPを入れなくていい」という現実的な提言

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セミナーの最後に、「ツールありきで考えないでいただきたい」と言い切りました。

GA4とGoogle広告連携だけで十分な企業もあれば、MAツールが最適解な企業もあります。重要なのは「何を実現したいか」を起点にツールを選定し、最小構成でスタートすることです。

データドリブンな組織作りを意識しているもののCDP投資や必要性に悩む方が考えるきっかけになるセミナーだったのではないでしょうか。

登壇者/西 正広 大竹 桐矢

原稿編集/岩永 梢絵

おすすめ書籍 & コンテンツ

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世界の一流は「休日」に何をしているのか 越川慎司 (著)

本書はマーケティングの専門書ではありません。しかし、「戦略的に休む」という視点は、仕事の設計にも通じる考え方だと思い、紹介します。

本書によると、海外の一流ビジネスパーソンは休日にしっかり趣味を持ち、その時間を楽しむために仕事を頑張っている。休日を満喫できるよう仕事の能率を上げ、疲れ果てないように働いている。

趣味を楽しむことで仲間が増え、有給もしっかり取る。その時間で本を読んで新しい知識を身につける人も多いそうです。

一方、日本では残業続きで金曜には体力がほぼゼロ。

休日はスマホを眺めながらゴロゴロしているうちに、あっという間に土日が終わる。心当たりのある方もいるのではないでしょうか。

「休みの質」が変わると、仕事の質も変わる。

趣味を持つことで生活にメリハリが生まれ、新しい刺激に触れられる。その結果、思いがけないアイデアが浮かんだり、オフタイムにふと「あの仕事、こう進めるとよさそうだ」と頭が整理されることもあります。

休日の過ごし方を「なんとなく」ではなく「意図的に設計する」。それだけで、月曜日の自分が少し変わる気がします。

私も今年こそ、しっかり夏休みを取ろうと心に決めています。

 執筆/西 正広  

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

CDPやデータ基盤構築という話になると「大規模投資が必要」と思い込む方も多いですが、大切なのは「何を実現したいか」という問いです。

最小構成のツール選定からスタートすることも、成功への近道だと思います。セミナーで提示した「GA4+BigQuery」というアプローチもご検討ください。

春の日差しが心地よいこの季節、新年度に向けた新しい施策や戦略の検討にぜひ、今回のセミナー内容を活かしていただきたいと思います。

次回のメルマガは、生成AI時代に思うことのリレーコラムの第3回をお届けする予定です。引き続きよろしくお願いいたします。

皆さんも今回のメルマガのご感想やご意見を #月トラメルマガ のハッシュタグをつけてXにてポストしてみてくださいね🐯